2015年3月29日日曜日

2015/4/5 Game Poem Party の お知らせ

ゲームポエムを初めて遊ぶ人のための会です! 
申込はこちらから。

ゲームポエムは、ゲームのような詩のようなちょっと不思議な遊びです。
勝ち負けはありません。みんなでお話を作ったり、演じたり、不思議な体験をすることを目的にしています。特定のシーンやムード、何かしらを掘り下げるような体験をして遊びます。

例えば……

『光より遅く』
手紙を交換する遊びです。あなたは旅人です。別の旅人仲間に手紙を送ります。仲間同士の距離はどんどん離れていきます。それにしたがって、手紙が届くのにどんどん時間がかかるようになります。
どこを旅しているのかはその場で決めます。未来の宇宙で銀河を旅しているのか、大航海時代に船に乗っているのか、シルクロードをキャラバンで横断しているのか……。

『リプライでアドバイス』
伝言ゲームです。あなたの書いた投稿にどんどん無責任な返信がついていきます。
「明日テストなんだけどぜんぜん勉強してない! 山田」
「@山田 一夜漬けでがんばって! 飯野」
「@山田 漬物は浅漬けが美味しいよね 植田」
2人目以降の人は最初の人の投稿を読みません。直前の投稿だけを読みます。
返信は伝言ゲームのようにどんどんずれたものになっていきます。

今回は初めての人向けの会です。
これまでゲームポエムを知らなかった人、ルールを読んでみたけどやり方がよくわから買った人向けの会です。
気おくれせずに遊びに来てくださいね!(*^_^*)

11:00開場 20:00閉会
完全予約制 飛び入りなし 入退場自由
筆記用具をお持ちください。書いたり消したりできるものをお願いします。

ゲームは短いもので15分、長いもので60分程度です。
遠方のかたは無理のない時間にお越し下さい。


心身に障害のある方、家族連れの方など、不安のある方、配慮の必要な方は個別にご相談ください。
すべてに対応はできないと思いますが、可能な範囲で対応させていただきます。

なお、会場費負担金としてお一人様500円お願いいたします。

実験的な企画として、 公益財団法人みちのく未来基金 への寄付を考えています。
みちのく未来基金は震災遺児に返済不要の奨学金を提供する団体です。
http://michinoku-mirai.org/index.html
参加者1名につき50円をみちのく未来基金に寄付させていただきます。
(みなさんから会場費としていただいたお金は寄付に使いません。寄付金は主催者の持ちだしになります) 
申込はこちらから。

開催概要

日時2015年04月05日(11:00-20:00)
入退場自由 完全予約制
開催場所川崎市平和館 第1・第2会議室合併
(〒211-0021 神奈川県川崎市中原区木月住吉町33−1)
参加費500円(税込)
定員16人(先着順)
申し込み開始2015年03月23日 21時00分から
主催




2015年3月15日日曜日

【和訳】すべての色は消え ALL THE COLOR HAS GONE

作者:Marc Majcher
出典:『Twenty Four Game Poems』収録、およびGizmet Game Poems「Game Poem 2」http://gamepoems.gizmet.com/2010/02/game-poem-2-all-the-color-has-gone/
訳:django

 コインを2枚用意し、数名のプレイヤーは席につく。最も明るい色の服を着ている人が開始プレイヤーとなり、強い記憶を持っている場所に名前をつける。名をつけたらコ インを1枚取り、もう1枚を他の誰かに渡す。続けて開始プレイヤーはごく簡単にその記憶について語り始め、名づけた場所を説明する。その説明には、色を表す言葉を使ってはならない。1、2分ほど経過後、コインを渡されたプレイヤーは、開始プレイヤーの説明が特に気になる事柄にさしかかるまで待ち、そこに至ったら「それは何色?」と尋ねて説明を終了させる。そして両プレイヤーとも自分の取ったコインを弾く。

 2枚のコインの表裏が揃わなかった場合、開始プレイヤーは静止して瞬きし、困惑した様子で「わからない」と答えなくてはならない。そしてまだ色を尋ねていないプレイ ヤーに自分のコインを渡す。2枚のコインの表裏が一致した場合、瞬きし、深呼吸して、その色を1語か2語で答え、上記と同様に他のプレイヤーにコインを渡す。「何色?」 と尋ねたプレイヤーは、開始プレイヤーがそうしたように、もう1枚のコインを持つ人が色を尋ねてくるまで、自身の記憶とその場所について説明し続ける。コインは再び弾かれ、プレイヤーは先に記したようにまたその結果を反映する。そして尋ねられた人は コインを、まだ色を尋ねていない人に渡す。誰もがそれぞれ一回ずつ、色を尋ねられるまでこれを繰り返す。

 全プレイヤーが、色を回答した、しないにかかわらず、自身の記憶の場所を説明したら、その時コインを持っている2人はさらにもう一度それを弾き、場の中央に置く。

 コインの裏表が一致していた場合、色を尋ねられて「知らない」と答えたプレイヤーの場所にも色がつけられる。該当するプレイヤーはそれぞれ順に、記憶の場所の中で鮮明、鮮やかな色彩を帯びた1要素について、1文あるいは2文で語らなくてはならない。すべてのプレイヤーの場所に名前と色がついた後、いったん小休止し、そして開始プレイヤーから順に各プレイヤーは、自分の色を声に出して告げていく。

 コインの表裏が揃わなかった場合、色を尋ねられて答えた人たちから、その色は消え去る。該当するプレイヤーはそれぞれ順に、記憶の場所の中のその事物がどのように色あせていったかを、1文あるいは2文で語らなくてはならない。すべてのプレイヤーの場所から色が消失した後、いったん小休止し、そして開始プレイヤーから順に各プレイヤーは、記憶の中で感じたその色は、その場所にあったはずだと静かに告げていく。

 あなたの色を覚えておき、そして次にプレイする時まで、心に留めておく。その時、あなたが思い出すのは別の色かもしれないが。

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